中国語の中国語文法書を読んでいたら、 <おちゃっぴい>の語源らしきものに遭遇した。念のためネットで調べてみたら、まったく違う語源説明で、このポストでは第二の<おっちゃぴい>の語源として紹介する。
ネットの<おっちゃぴい>語源
『 語源由来辞典』
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「おちゃっぴいとは『お茶ひき』からきた言葉で、おしゃべりで滑稽な女の子。またはおませな女の子を意味する。これは江戸時代の遊郭で、なかなか客のつかない遊女をお茶ひき(仕事がなく、お茶をひいてばかりいることに由来する)と呼んだことによる。こうした客のつかない遊女の多くは、おしゃべりが過ぎることから、おしゃべりで滑稽な遊女をおちゃっぴいと呼び、後に遊女以外のおしゃべりで滑稽な女の子に対しても用いられるようになった。お茶っぴいの他、おちゃっぴー、おちゃっぴぃといった表記も用いられる。また、少女向け月刊誌『おちゃっぴー』という雑誌も存在した(1997年廃刊)。内容は現在のギャル雑誌に近いが、性情報に詳しいのが特徴であった。」
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私が出会ったのは中国語の<俏皮>。qiào pí,チャオピーと発音する。
意思是活潑兼帶玩笑或風趣,有點調皮,出自《紅樓夢》(Baide)
調皮(tiáo pí)は何度か別にところで目にしたことがあるので、こちらが一般的だ。
調皮、tiáo pí、ティアオピーと発音する。
おしゃべりで滑稽な(女の子)、またはおませな(女の子)を意味する。
は
活潑兼帶玩笑或風趣
と重なるところが多い。
<おちゃっぴい>は促音があるので東京または関東方言だろう。子供のころ、近所に<おちゃっぴい>な女の子がいたためか、よく耳にした。
問題はいつごろから使われ出したかで、上のネット語源字典からすると、江戸時代だ。
<俏皮>は出自《紅樓夢》とあるが、時間軸では問題ないが、《紅樓夢》を中国語で、しかも中国語の発音で読んだ人はゼロがごくごくまれだろう。だが、《紅樓夢》は中国ではいまだに人気小説で《紅樓夢》が好きな中国人 (複数でもいい) が、なんらかの経緯で日本にもたらした可能性は否定できない。
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