前回のポストで<すごい>と<すさましい>を取り上げたが、続いて<ひどい>、<ひでー>をチェックしてみる。
これはすごい。
それはすげー。
すごい奴だ (すげー奴だ )
これはひどい。
それはひでー。
ひどい奴だ (ひどー奴だ )
で、<ひどい>は使い方は<すごい>に似ている。しかし、情況にもよるが、上の<すごい、すげー>、<ひどい、ひでー>では意味が大きく異なる。
<ひどい>は、語源が<非道 (ひどう) >のようで、子の意味が強く残っているようだ。、おともとは
非道なり
非道だ
の観護流用の形容動詞だっただろう。これから形容詞の<ひどい>、さらにはその副詞形の<ひどく>が使われ出したのだろう。副詞形<ひどく>は強調だ。
形容詞の<ひどい>
昨日はひどい天気だった。
試験の結果は予想以上ひどかった。
今月の営業成績はひどくて目もあてられない。
でネガティブな意味。
副詞形<ひどく>
状況はひどく悪い
太郎はひどく怒りっぽい。
でネガティブな意味の強調だが、
花子は新しい環境にひどく喜んでいた。
といった、中立、ポジティブな内容の強調も可能だ。
英語でも
terribly bad
が普通だが、
Hanako is terribly happy when she passed the ecam unexpectedly.
も可能だ。
<すごい>、<すごく>もそうだが、元来悪い意味の強調が、中立化してくると、良い意味の強調にも使われ出すようになるとようだ。これは日本語だけではない。
前回のポスト<すごい>と<すさましい>参照。
sptt
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