Tuesday, January 13, 2026

カタカナの効用について (Effect of Katakana use)

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The title of blog is <やまとことばじてん>. I use intentionally Hiragana. If I use Katakana<ヤマトコトバジテン> or Chinese characters <大和言葉辞典>, which is common, the nuances differ even though when I pronounce these three are the same. So the differences are found only when you read them by eyes and your brain. Why I use Hiragana<やまとことばじてん>? This is because <やまとことばじてん>, when you see you feel more the original Japanese language through your eyes. Chinese characters are dominant in Japanese. On the contrary Katakanas are used for foreign language words except Chinese and also for some onomatopoeia, which is not regatded as a common word

I personally do not like much Katakanas, especially too much Katakanas used as this deviates from the original Japanese. But unfortunately the use of Katakanas is necessary in writing some times. Katakana is an integral part of written Japanese.

In a way, or from a different point of view, Katakana has some advantages.

1) distinctively and instantly shows the word is not an original Japanese word.

2) gives some effect when you use Katakana for the original Japanese which is usually writtten by using Hiragana or Chinese character or both combined


オバケ おばけ お化け
オドロキ おどろき 驚き


sptt



 






Monday, January 5, 2026

罪と罰


<罪>は<つみ>と読み、<罰>は<ばつ>と読む。<つみ>も<ばつ>もやまとこばのようだ。 だが、<つみ>はいかにもやまとことばだが、<ばつ、batsu>は漢語由来のようでもある。現代北京語では<罰>は<>と発音する。発音の<発>は<>と発音する。昔の中国語の発音が多く残っていると言われる 広東語では

罰  fat6
發 (発)  faat3 

で促音便になり、軽い、または実際には発音されない<-t> がある。日本語ではこの<-t>が<tsu>になる。罰 batsu、発 hatsu。<f>も日本語にはなく、罰 fat6 は言いやすい<ba>になったのでないか?

一方<罪、つみ>はチェックしてみると、やはりやまとことばだ。 

日本大百科全書(ニッポニカ) 「罪」の意味・わかりやすい解説

日本古代の罪と穢れ

もともと日本語では「つみ」という語は、「つつみ」のつづまった形で、「つつむ」という動詞に由来する。何事にせよ悪いことがあるのを「つつむ」といい、古語の「つつむことなし」「つつみなし」(悪いことなし)とか「つつしむ」などは、いずれもそこから派生したものである。したがって日本古代においては、道徳的悪行のみでなく、病をはじめとするもろもろの災いや穢(けが)れたこと、醜いこと、その他何でも世の中の人が憎み嫌うことはすべて「つみ」とされた。そこでは特定の神の意志ではなく、人間の共同体の全体的意向が中心的準拠点になっていることは、意味が深い。

(後略)

さて<罪と罰>の意味だが、これはゆゆしき問題で、意味を探ろうとすると相当長くなる。民間信仰から宗教 (日本では主に仏教) 、さらにはもっと純個人的な精神的、心理的状態などからの見方がある。


sptt


Thursday, January 1, 2026

<開放>、<解放>のやまとことば

 

前回のポスト<閉塞のやまとことばー<xむ>、<xxむ>動詞>の最後で


<閉塞>の反対は漢語になるが<開放>、<解放>。<開放>、<解放>のやまとことば次回検討予定。

と書いたので、忘れないうちに <開放>、<解放>のやまとことばをチェックしてみる。閉塞のやまとことば動詞を列挙しておくと

詰 (つ) む 自他兼用  自動詞 詰まる、他動詞 詰める
包 (つつ) む 他動詞
囲 (かこ) む 他動詞
込む 自動詞 込める 他動詞

閉 (と)じる

反対語を探してみると

開 (ひら) く、あける (開ける)、解 (と) く。これらの漢字に<放>を続けると<開放>、<解放>になる。

<開放>と<解放>は<読み>は<かいほう>で同じだが、意味は少し違う。だが、ごく大雑把には同じような意味だ。

開放する:to open
解放する: to liberate     <解放>は政治色がある場合がある。

<ごく大雑把には同じような意味>とは<身動きできない閉塞状態から抜け出て自由 (free) に身動きできる状態 になる>ことと言える。

いま世界は<開放>的な自由民主主義体制の国と閉塞的な政治体制の国とに二分されている。だが閉塞的な政治体制の国が全く<開放 open>でないとは言えない。<市場かいほう>は<市場開放> だろう。閉塞的な政治体制の方は言論統制があり、基本的にに言論の自由がない。また経済活動も程度の差はあるが、国有大企業があったりして制限、統制がある。

漢語が並んでしまっているのでやまとことばに戻る。

開 (ひら) く、あける (開ける)、解 (と) く 以外では

<放>は<放 (はな) つ>と読むが

矢を放つ

以外に

鳥を籠 (かご) から放つ

という言い方があり、これは<閉塞、束縛状態から自由にする>の意がある・<放 (はな) つ>は<離 (はな) れる>の関連語だろう。<離れる>も、これまた大雑把には<<閉塞、束縛状態から自由になる>の意だ。他動詞は<離(はな) す>。

 

以上をまとめると

開 (ひら) く
あける (開ける)
解 (と) く
放 (はな) つ
離れる 

以上は動詞で、名詞形は<開 (ひら) き、あけ、解 (と) き、放 (はな) ち、離れ>だが<開放>、<解放>の意にならない。<あけ放ち>、<解き放ち>は候補だ。歴史的には、日本では明治維新が<あけ放ち>、<解き放ち>。


ところで<囲まれて身動きできない閉塞>から<出る>ためには、<閉塞しているモノ、コト>を

破壊する   破 (やぶ) る、壊 (こわ) す 

必要がある。政治的、社会的に閉塞した旧体制を<破 (やぶ) る>、<壊 (こわ) す>のは革命とも呼ばれる。<革命>は中国起源の和製漢語のようで適当なやまとことばはなさそう。

文化大革命は旧文化を<破 (やぶ) る>、<壊 (こわ) す>ことだった。またひと昔前に大会社のリストラで<破壊と創造> というのがあった。

<出る>も一種の<開放>、<解放>のやまとことばと言える。

 

sptt

 

 

 



 

 

 


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Wednesday, December 31, 2025

閉塞のやまとことば ー<xむ>、<xxむ>動詞


前回のポスト " 動詞<つく>の統一理論 " で 


この<尽く>、<尽きる>に関連して<詰 (つ) む >、<詰まる>、<詰める>がある。これらの語も<それ以上行けない、進めない>ことを表しており、<行き止まり、閉塞>のやまとことば、と言える。おもしろいので次回のポストで検討予定。

 ”

と書いたので、忘れないうちにチェックしておく。<行き止まり、閉塞>以外では<動きがとれなくなる>、<行き場、逃げ場がなくなる>、<行き場、逃げ場を失う>、<動くすき間がなくなる>、<動きがとれなくなる>といった言い方がある。

<行き止まり、閉塞>のやまとことばとしては

詰 (つ) む 自他兼用  自動詞 詰まる、他動詞 詰める

が代表のようだ。

 <詰む>は古語、または日常でも使うが文語的。自他兼用動詞

王将が詰む 自動詞
王将を詰む 他動詞

<詰まる>は自動詞で

王将が詰まる
答え、返答が詰まる  太郎は答え、返答に詰まる
王将を詰まらせる  一種の使役 <詰まらす>、
<詰まらせる>で他動詞になる。
(ゴミで)ドブが詰まる

 <詰める>は他動詞で

<(容器などを)一杯にする>が一般的な使い方。

スーツケースに衣服やお土産 (みやげ) を詰める。詰め込む。
袋に菓子を詰める。 <動くすき間がなくなる>ほど詰める。詰め込む。

<詰む、詰まる、詰める>以外では<つむ>関連と思われる<つつむ、包む>がある。

<包まれる>と身動きがとれなくなり閉塞状態になる。<しばられる>ても身動きがとれなくなるが<閉塞状態になる>とは言わないだろう。<包まれる>は何かに囲まれてしまうことだ。

<囲 (かこ) む> も閉塞状態をつくる。

上記の<詰め込む>の<込む>も閉塞状態をつくる。

自動詞 込む、他動詞 込める 

電車がこむ、混む、込む  <電車がこむ>と<身動きがとれなくなる>。

<倦 (う) む> は古語、文語的だが<飽きる>の意。<倦 (う) む>は心理的、精神的な閉塞状態と言える。

<止 (や) む>も古語、文語的だが<停止する / させる>、<動きが止 (と) まる>、<動きを止める>の意。

<病 (や) む>も古語、文語的だが、<病む>,<病気になる>と活動がてきでなくなり、ある種の閉塞状態になる。

以上は、意識的に<xむ>、<xxむ>動詞だけを取り上げたが、<xむ>、<xxむ>動詞が多いのは否定できない。おそらく<む>自体に閉塞の意があるのではないか?

 

<閉塞>の反対は漢語になるが<開放>、<解放>。<開放>、<解放>のやまとことば次回検討予定。

 ーーーーー

 

末尾

デジタル大辞泉 「詰む」の意味・読み・例文・類語

詰む(読み)ツム
 
 つ・む【詰む】

[動マ五(四)]
布地などの目が密になる。「目の―・んだ織物
将棋で、王将が囲まれて逃げ場がなくなる。「あと一手で―・んでしまう」
行きづまる。窮する。「理に―・む」

[動マ下二]つめる」の文語形



学研全訳古語辞典

つ・む 【詰む】
[一]自動詞マ行下二段活用

活用{め/め/む/むる/むれ/めよ}

勤務場所に控えている。詰める。

出典冥途飛脚 浄瑠・近松

「これのは今朝から庄屋(しやうや)殿へつめられ」

[訳] うちの人は今朝から庄屋殿のところへ詰めておられ。


[二]他動詞マ行下二段活用

活用{め/め/む/むる/むれ/めよ}

① ぎっしりと入れる。いっぱいにする。

出典茶壺 狂言

「まんまと茶をつめて下りまする所に」

[訳] 首尾よく茶をぎっしりと入れて下ります所に。

② すき間に物を入れて動けなくする。

出典落窪物語 二

「打ちたたき、押し引けど、内外(うちと)につめてければ、ゆるぎだにせず」

[訳] たたいたり、押したり引いたりしても、内にも外にもすき間に物を入れ動けなくしてあるので、ゆらぐことさえない。

③(相手を)行き詰まらせる。追い詰める。

出典徒然草 二四三

「問ひつめられて、え答へずなり侍(はべ)りつ」

[訳] 問い詰められて、答えられなくなってしまいました。

④ 短くする。縮める。

出典風姿花伝 二

「腰膝(ひざ)を屈(かが)め、身をつむれば」

[訳] 腰や膝をかがめ、からだを縮めると。

⑤(家計を)切り詰める。倹約する。

出典阿波鳴渡 浄瑠・近松

「わしが身をつめ、三度つける油も一度つけ」

[訳] 私が身代を切り詰め、三度つける油も一度だけつけ。

 

sptt

Tuesday, December 30, 2025

動詞<つく>の統一理論


” 動詞<つく>の統一理論 ” は大それたタイトルだ。

かなり前のポスト

つく、つくる、つかむ; <つくる>の語源 (Nov 2, 2012)

 で次のように書いている。

 ”

くつく(tsu-ku)>は実に様々な意味がある。ワープロの辞書では下記のごとし。

突く
着く
付く 、 関連語:付ける
就く
衝く (的を絞って突く、攻撃する)
尽 く 、関連語:尽きる、尽くす
憑く (もののけが(とり)つく)
搗く (こめ、もちなどをつく)
点く (火がつく、電気がつく)

適当な漢字がないようだが、まりをつく、杖をつく、手をつく、息をつく もある。

漢字を使うと意味が違う、あるいは微妙に違うようだが、もとの大きな意味は共通している。<ある点のようなものにあたる、あてる>、さらに一般化すれば<ある特定の場所に関して方向が意識されて何かがおこる、なにかをおこす(変化)>といったような意味だ。

と書いている。

<息をつく>は<うそをつく>関連で最近調べてみたが、これは<息を吐 (は) く>の意。

 

突く:ある特定の箇所、場所を槍や棒のようなもので瞬間的に<打つ>。図示すれば

     l

 ーーー>l 

     l

のようになる。普通は横方向の動きだが、上方向、下方向でもいい。

天井を突く。
地面 / 床を突く。

継続してこの動作を何度もすると<つつく>になる。<衝く>は<突く>とほぼ同じ意味だ。

 

着く: これは図示すると

 ーーー>l 

となり、<突く>に似ている。

 

他動詞<付ける>:これも図示すると

 ーーー>l 

となる。一方対応する自動詞<付く>は 

<付く>:他動詞<付ける>の立場を変えたもので、図示すると

 ーーー>l 立場

<憑く(もののけが(とり)つく)>も<付く>とほぼ同じ意味だ。

 

就く: これも図示すると

 ーーー>l  仕事や地位

になる。 

搗く (こめ、もちなどをつく)、まりをつく、杖をつく:これは下方向への<突く>で、図示すれば

  l

  l

  V

ーーーーー

実際は<突く>が繰り返されるがなぜか<つつく>とは言わない。

 

息をつく、うそをつく

この<つく>は、上で書いたように<吐 (は) く>で、図示すれば

口 (くち) ーーー> 

で出どころが意識された言い方で、目的対象は必ずしもいらない。したっがて別の<つく>と言えそう。

 

尽 く 、関連語:尽きる、尽くす

これらはややこしい。

尽 く: カネが底を尽 く

<を>を取るので他動詞。図示すると

  l

  l

  V

ーーーーー

となり、下方向への<突く>と同じだ。<底を尽 く>は<底に着く>。<カネが底を尽 く>は<使い果たしてカネがなくなる>ことだ。<カネが果てる>、<カネが果てに着く>とも言える。<果て>は行き止まりで、それ以上行けない、進めないことだ。

尽きる:カネが尽きる、時間が尽きる、我慢が尽きる

自動詞で意味は<終わる>、<なくなる>。言い換えると、これまた<果てに着く>とも言える。

この<尽く>、<尽きる>に関連して<詰 (つ) む >、<詰まる>、<詰める>がある。これらの語も<それ以上行けない、進めない>ことを表しており、<行き止まり、閉塞>のやまとことば、と言える。おもしろいので次回のポストで検討予定。

 

点く (火がつく、電気がつく)

<火がつく>は中国語では<着火>とか<火着>といい、<終わる>ではなく<始まる>。だが、過程をよく見ると<始まる>は<発火>で、<着火>とか<火着>は火が他のモノに移ることだ。これも図示すると

ー火ーー>l  他のモノ

で火が他のモノに着く、付くことだ。

電気がつく:昔は電気がなっかたので、初めは電気で明りがつく様子を<火がつく>になぞらえたものだろう。

 

以上でほぼ<つく>の<統一理論>になる。

 

sptt


Thursday, December 25, 2025

依頼のやまとことば

 

このポストは前回のポスト

<Do me a favor.> 

の続編。 以前に (2016年)

<たのむ>、<たよる>について 

というポストを書いたことがある。依頼の言葉は処世術上重要だ。<たのむ>は依頼の言葉の一つだろう。その他では

xxてもらう

が代表だ。

言ってもらう
行ってもらう
書いてもらう
してもらう 

<もらう>は<あげる>と対照的だ。

言ってあげる
行ってあげる
書いてあげる
してあげる

ー xxしてもらいたい。
ー なら、xxしてあげよう。

 <もらう>は基本的に<受ける>、<受け取る>。一方<あげる>は<与える>。 <もらう>、<あげる>の対象はモノもあるが、依頼の場合は恩恵 (favor) が対象。

かなりあらたまった言い方になるが<くださる、ください>というのもある。 

言ってください
行ってください
書いてください
してください

始めにあげた<たのむ>は

xxくれるようたのむ (たのみます) 

といった言い方だ。

言ってくれるようたのみます
行ってくれるようたのみます
書いてくれるようたのみます
してくれるようたのみます

<くれる>の基本的意味は<与える>。

言ってくれるようたのみます

言って与えるようたのみます

になるが、これでは何のことだかわからない。

言うという恩恵を与えらるようたのみます

でなんとかなるか?

 

<お願いする>、<お願いします>はよく使う依頼のやまとことばだ。

言ってくれるようお願いします
行ってくれるようお願いします
書いてくれるようお願いします
してくれるようお願いします

<願う>は現実から少し離れた仮定の話だ。その分表面上<依頼>の度合いが弱まるが、謙譲度、控えめ度は強まり、逆に<依頼>度が増す場合もあるか?

 

英語の to beg は辞書にっては<乞 (こ) う>がでてくるかもしれない。<乞う>は日常あまり使わないが依頼のやまとことばの一つだろう。

教えを乞う、助言を乞う、許しを乞う、物乞い (ものごい) 

 

 

sptt


 


Do me a favor.

 

 <Do me a favor.> あるいは<Would you do me a favor?>は、何かを<してもらう、もらいたい>時や前に使う決まり文句。

バリエーショントしては

Do it for me.
Would you do it for me

がある。<for me >は二音節で短いが、日本語では<わたしのために>で相当長くなり、殆ど使われない。短く言うには

してもらう、してください
してもらえませんか?

<もらう>は<モノをもらう> が一般的だが、上の場合は<好意を (して) もらう>の意がある。<もらう>に対して<してあげる>がある。これは立場が替わって、英語では

I will do it for you.

となる。 <あげる>自体は<与える>が原意だが、<してあげる>の場合は<好意を (し) 与える>。

<もらう>や<あげる>にとらわれず、for me や for you が to do や to give とともに意識せずに出てくれば、英語の初級は卒業だ。


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