大和言葉に<うつくしい>という<うつくしい>言葉があるが、残念ながらあまり使われず、短くて便利な<綺麗な>によって片隅に追われ、置かれている。
<綺麗な>は(耳で聞けば同じだが)<きれいな>と書くと<きれい>+<な>で形容動詞のように見られるが、これはあくまで<名詞(体言)+な>ではないか? <静か>は大和言葉であり、綺麗は外来語(漢語)だが、いづれも形容動詞としてあつかわれている。中国では形容詞、名詞の形態上の変化はない。
大和言葉由来の形容動詞の代表格は<しずかな>だ。ほかに、<おだやかな>、<にぎやかな>、<はなやかな>などの<xxxやかな>、<おぼろげな>
、<ものほしげな>などの<xxxxげな>、<おろかな>などがあるが、日常の社会生活で使う形容動詞は圧倒的に下記のような<漢語+な>だろう。<綺麗な>はほとんど大和言葉化してい
る。
安全な
不安な
危険な
簡単な
複雑な
便利な、不便な
有名な
重大な
壮大な
厳重な
極端な
正常な
正確な 、不正確な
形容動詞の成り立ち、特に語尾変化は漢語の輸入時に決まったのではないか。
別のポスト<綺麗な花、美しい花 -2>を参照。
sptt
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