Saturday, April 22, 2017
<もぐら>、<くじら>の語源
<もぐら>の語源は動詞<もぐる>だろう。<もぐる>は大体<水の中をもぐる>のだが、<もぐら>は<土の中をもぐる>。<水遁の術>があれば<土遁の術>もある。日本では<水遁、土遁の術>は忍者用語のようだが、封神演義で出てくる<土遁の術>を使う土行孫はもっぱら<土の中ににげる、かくねる>のではなく<モグラ>のように<土の中を動き回る>のだ。小説では<土の中を動き回る>というよりは<土の中を(地上よりも)速く走る>のだ。山をのぼりおりしたり川を渡る必要はない。土行孫はなかなか魅力的な登場人物だ。
さて<もぐら>は目が退化してほとんど<めくら>(差別用語か?)のようだ。 あるいは遠くを見る必要はないので極度の近視。<めくら>は<目暗>だろうが、<もぐら>と発音が似ている。モグラの英語は mole。
ゴジラはゴリラ(gorilla)とクジラ由来。モスラは Moss (蛾)由来。
クジラの語源は不明。<もぐら>からの連想では動詞<くじる>が語源だが、<(足を)くじく>と<しくじる>はあるが動詞<くじる>は見当たらない。クジラはやまとことばらしくない。
<ぐる>がつく動詞はそれほど多くはない。
えぐる
くぐる
さぐる
なぐる
めぐる
もぐる
<ぐるぐる(まわる、まわす>の<ぐる>関連語が多い。
<じる>がつく動詞もそれほど多くはない。
いじる
かじる
こじる(こじあける)
なじる
はじる
ほじる
まじる
もじる
やじる
よじる(身をよじる)
<いじる><かじる><こじる><ほじる><よじる>は連想が働く。<もじる>は言葉、<なじる><やじる>は人が対象の<いじる><かじる><こじる><ほじる><よじる>といえる。
トジラは極度の閉所恐怖症(claustrophobia)の人。
ドジラはばかな失敗ばかりしている(ドジる)人。
ナジラは他人の批判ばかりしている(ナジる)人。
ハジラは極度の恥ずかしがり屋。
sptt
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