<しあわせとのめぐりあい(幸せとの巡ぐり会い)>は映画か恋愛小説の題名になりそうだ。
<しあわせ>は<しあわす>由来。<(xx) しあわす>とは<たまたま(xx)する>の意で、<居あわせる(たまたまいる)>、<ありあわあせ(たまたまある)>、<乗りあわせる(たまたま一緒に乗る>の類だ。<めぐりあう>も<たまたまめぐりめぐって会う)の意だ。したがって、それほど悲観することもないが、<しあわせとのめぐりい>の原意には<たまたま>が二度もでてくるので、実現はかなり低い可能性(蓋然性)になる。 <しあわせとのめぐりあわせ(幸せとの巡ぐり会わせ)>とすると少しニュアンスが違ってきて、こちらの方は<誰かが、何かがめぐり合わせる、合わさせる>感じになる。
似たような言い方に<出あう>、<出あい>、さらには<出あわす>。なぜか<出あわせる>、<出あわせ>はあまり使われないようだ。 <出あわし>はほとんど聞かない。また<出あい>は<めぐりあいい>、<めぐりあわせ>ほど複雑ではなく、<しあわせとの出会い>は映画や小説の題名にはなりにくい。
別のところで調べて書いておいたが、この種の言い方に次のようようなものがある。
生れあわす
落ちあう、落ちあわせる
待ちあわせる
いずれもやまとことばらしいいい表現だ。
sptt
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