やまとことばのおもしろさは、多分に他の言語もそだと思うが、派生現象だろう。<あやまり>言葉では
すみません、すまない
ごめんなさい
ごめんなさい
のほかに
申し訳(わけ)ありあません
これは<言いわけ(excuse)がありません>の意だろう。<Excuse me>は<すみません>だが、<申し訳(わけ)ありあません>も使える。この<すみません(すまない)>や<ごめんなさい>もなんだかよくわからない。
<わけ>は<わかる>由来と思うが、いろいろ派生がある。
何が何だかわけがわからない(いきさつ、事情、因果関係)
<わけ>は<わかる>由来とすると、<わけがわからない>は冗語になる。
そのわけは(理由)
そんなのはわけない、わけなくできる (問題、困難)
わけもなくいばりちらす(理由)
わけありげだ(理由、いきさつ、事情、因果関係)
聞きわけがない(こども) (事情の理解能力)
聞きわけがない(こども) (事情の理解能力)
否定表現が多い。
英語の reason には
1)理由、2)理性の意があり
そのわけは(理由)
the reason why that is . . . .
相当。
<聞きわけがない>はことも向けだが、大人向けは
聞く耳を持たない
か?
英語では
not listen to reason
という言い方がある。
<わける>-><わけ>が理由の意になるのは<分(わ)ける>は因果関係を分析しようとする意味があるためだろう。<わかる>は多くは理由、因果関係が<わかる>ことだが<わかる>ためには、往々にして<わけて、考える>必要がある。
そんなのはわけない、わけなくできる (問題、困難)
の<わけ>は派生だが、どういう派生か?
<わける>必要、わざわざ<わけて、考える、する>必要はない
ということか?
sptt
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