前回のポスト<閉塞のやまとことばー<xむ>、<xxむ>動詞>の最後で
”
<閉塞>の反対は漢語になるが<開放>、<解放>。<開放>、<解放>のやまとことば次回検討予定。
”
と書いたので、忘れないうちに <開放>、<解放>のやまとことばをチェックしてみる。閉塞のやまとことば動詞を列挙しておくと
詰 (つ) む 自他兼用 自動詞 詰まる、他動詞 詰める
包 (つつ) む 他動詞
囲 (かこ) む 他動詞
込む 自動詞 込める 他動詞
閉 (と)じる
反対語を探してみると
開 (ひら) く、あける (開ける)、解 (と) く。これらの漢字に<放>を続けると<開放>、<解放>になる。
<開放>と<解放>は<読み>は<かいほう>で同じだが、意味は少し違う。だが、ごく大雑把には同じような意味だ。
開放する:to open
解放する: to liberate <解放>は政治色がある場合がある。
<ごく大雑把には同じような意味>とは<身動きできない閉塞状態から抜け出て自由 (free) に身動きできる状態 になる>ことと言える。
いま世界は自由民主主義体制の国と閉塞的な政治体制の国とに二分されている。だが
閉塞的な政治体制の国が<開放 open>でないとは言えない。<市場かいほう>は<市場開放> だろう。
漢語が並んでしまっているのでやまとことばに戻る。
開 (ひら) く、あける (開ける)、解 (と) く 以外では
<放>は<放 (はな) つ>と読むが
矢を放つ
以外に
鳥を籠 (かご) から放つ
という言い方があり、これは<閉塞、束縛状態から自由にする>の意がある・<放 (はな) つ>は<離 (はな) れる>の関連語だろう。<離れる>も、これまた大雑把には<<閉塞、束縛状態から自由になる>の意だ。他動詞は<離(はな) す>。
以上をまとめると
開 (ひら) く
あける (開ける)
解 (と) く
放 (はな) つ
離れる
ところで<囲まれて身動きできない閉塞>から<出る>ためには、<閉塞しているモノ、コト>を
破壊する 破 (やぶ) る、壊 (こわ) す
必要がある。政治的、社会的に閉塞した旧体制を<破 (やぶ) る>、<壊 (こわ) す>のは革命とも呼ばれる。<革命>は中国起源の和製漢語のようで適当なやまとことばはなさそう。
文化大革命は旧文化を<破 (やぶ) る>、<壊 (こわ) す>ことだった。ひと昔前に大会社のリストラで<破壊と創造> というのがあった。
<出る>も一種の<開放>、<解放>のやまとことばと言える。
sptt
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