Friday, June 18, 2021

おもしろ半分、遊び半分、いたずら半分

 

<おもしろ半分(はんぶん)>はおもしろい言い方だ。

おもしろ半分にやってみた。

は中立だが、 

おもしろ半分にやってみただけだ。

はなにか悪いことをした場合には、たとえば

この万引きはおもしろ半分にやってみただけだ。
このいじめはおもしろ半分にやってみただけだ
このいたずらははおもしろ半分にやってみただけだ。

-悪いことをしようとする気持ちはなかった。
-悪気はなかった
-許してくれ。
ー責任も半分だ。

と言いわけになる。

一方なにか思わぬ良い結果がでた場合も

競馬はおもしろ半分にやってみただけだが、大金(たいきん)がころがりこんできた。
この実験はおもしろ半分にやってみただけだが、大きな発見があった。
この調査はおもしろ半分にやってみただけだが、新しい事実関係がわかった。

という。

以上は<本気半分>、<まじめ半分>とは言わないだろう。 

一方似たような言い方に<遊び半分>がある。<おもしろ半分>は<遊び半分>で置き換えられそう。

似たようなのに<いたずら半分>があるが、<いたずら>が基本的に悪いことなので、中立ではなさそう。だがこれもおもしろいい方だ。

<いたずら>は古語の<徒(いたずら>に>の<いたずら>由来で、意味にズレの変遷がある。

前回のポスト<なまける、ずるける、さぼる>で

手もとの辞書で<なまける>を調べていたら、ごく簡単に


自動詞。本来すべきことを、(それをする時間的余裕があるのに、)しないでむだに過ごす。ずるける、さぼる。

 ”

と書いたが、<いたずら>の語源(古語の<いたずら>に意味)は<なまける>と大いに関係がある。

 

sptt

 


No comments:

Post a Comment