<おもしろ半分(はんぶん)>はおもしろい言い方だ。
おもしろ半分にやってみた。
は中立だが、
おもしろ半分にやってみただけだ。
はなにか悪いことをした場合には、たとえば
この万引きはおもしろ半分にやってみただけだ。このいじめはおもしろ半分にやってみただけだ
このいたずらははおもしろ半分にやってみただけだ。
-悪いことをしようとする気持ちはなかった。
-悪気はなかった
-許してくれ。
ー責任も半分だ。
と言いわけになる。
一方なにか思わぬ良い結果がでた場合も
競馬はおもしろ半分にやってみただけだが、大金(たいきん)がころがりこんできた。
この実験はおもしろ半分にやってみただけだが、大きな発見があった。
この調査はおもしろ半分にやってみただけだが、新しい事実関係がわかった。
という。
以上は<本気半分>、<まじめ半分>とは言わないだろう。
一方似たような言い方に<遊び半分>がある。<おもしろ半分>は<遊び半分>で置き換えられそう。
似たようなのに<いたずら半分>があるが、<いたずら>が基本的に悪いことなので、中立ではなさそう。だがこれもおもしろいい方だ。
<いたずら>は古語の<徒(いたずら>に>の<いたずら>由来で、意味にズレの変遷がある。
前回のポスト<なまける、ずるける、さぼる>で
”
手もとの辞書で<なまける>を調べていたら、ごく簡単に
”
自動詞。本来すべきことを、(それをする時間的余裕があるのに、)しないでむだに過ごす。ずるける、さぼる。
”
と書いたが、<いたずら>の語源(古語の<いたずら>に意味)は<なまける>と大いに関係がある。
sptt
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