Thursday, January 23, 2025

責める、攻める

<責任>は社会生活、会社生活はもとより、学校や家庭でも重要な働きをしている。<責任のがれ>は非難される。したがって

私が責任者です。
私が全責任をとります。
わが社は<責任のがれ>はいたしません。

などと言う。

一方<責任>の<責>は、日本語では <責める>に当てられている。<せめる>は<責める>以外に<攻める>がある。 <攻める>、<責める>は似たようなところがあり、語源は同じだろう。 <攻めたてる>、<責たてる>。さて<責める>の方だが、類語としては

なじる (口語)
とがめる

責めさいなむ

漢語では

非難する

英語は to blame が<責める>に近い。

 Don't blame me so much..

そんなに責めないでくれ。(故意にやったわけではない、誤解がある、 何かのまちがいだ)

<責め>がきついと、人によりけりだが

 悩んだり、苦しんだり、<いじめ>ととったりする。

<責める>の中国語は baike-baidu では

责备 zé bèi,指埋怨他人或自责

to blame

と出てくるが<埋怨他人、to complain other(s)>、<自责 to complain  oneself>とあるので、<責める>とズレがあるようだ。baike-baidu にある近义词に

责骂、责问、斥责、训斥、呵斥、责怪、喝斥、谴责、指责、批评 

がある。譴責 (けんせき) 、批评は日本語になっている。

斥>の字が出てくるが 斥(chì ),本义指驱逐(追い立てる)   で<攻める>に近い。<斥责>は<責、責任>を追及する。近义词の方は<責める>の意に近い。责问、指责の意味も容易に想像がつく。 

反义词

称誉, 赞美, 表扬, 称赞, 原谅, 安慰, 夸奖, 夸人

<赞美>は日本語になっている。<原谅>は<ゆるす>。

上で示した

そんなに責めないでくれ。(故意にやったわけではない、何かのまちがいだ、誤解がある)

は,最近携帯でよく見ている中国語字幕付き中国ドラマの中でしばしば字幕に出てくる。

别怪我 (不是故意的,有误会)

特に<責任のがれ>の言葉ということではない。 

<别怪我>の<>がクセモノなのだが、これは前回のポスト<怪我の功名>で少し説明した。

 

sptt

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