Monday, January 20, 2025

ほまれ

前回のポスト<羞耻と恥>に続いて、反義語とも言える<ほまれ>をチェックしてみる。<羞耻と恥>と<誉>は 雲泥の差だ。

<ほまれ>は響きのいいやまとことばで、古語の動詞<ほむ>由来だ。<ほむ>は今は<ほめる>になっていることもあって、すぐには<ほめる>ー><ほまれ>に結びつかない。最近携帯でよく見ている中国語字幕付き中国ドラマの中で、使われる場面が少ないが、<ほまれ>に相当する中国語はまず<荣 (栄) 幸>だろう。<荣幸>は róng xìng と発音する。これは比較的よく字幕に出てくる。だが大体は祝賀会のような場面でだ。<荣幸>は<羞耻と恥>と違って、日本ではなじみがない。<ご光栄>の<光栄>とか逆さにした<栄光>は仲間だ。偶然の一致かもしれないが<おほめ>とは言うが<ほめ>とは普通言わない。<荣幸>に次いで、時々だが出てくるのは<荣辉>。中国携帯電話ブランドの<Honor>は<荣辉 róng huī>だ。<誉 (ほまれ)>の字は、まだドラマで出くわしていないが、日本語になっているが<荣 (栄) 誉 róng yù>があるようだ。

<羞耻と恥>の方は不満、不安が心に内在するが<ほまれ>は心に満足が内在する。


sptt


 

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