少し前のポスト<恩に着る>で 、<恩に着る>に関連して<笠に着る>に言及し
”
笠に着る
も同じように
笠を自分の身につける(着る)ーー>笠身に着る ーー>笠に着る
”
と書いた。もっともらしいが、<恩に着る>は<恩に着る>だけで成り立つが、<笠に着る>の方は<笠に着る>だけではなり立たない。普通は
権力を笠に着る
で<権力を> が出てきて文構成はやや複雑になる。
笠を自分の身につける(着る)ーー>笠身に着る ーー>笠に着る
だとすると
権力の笠を自分の身につける(着る)ーー>笠身に着る ーー>笠に着る
解決するが、 <権力>を目的語として<権力を着る>で意味が成り立ち
権力を笠として着る ー>権力を笠として自分の身につける(着る)ーー>権力を笠に着る
になる。
こちらの方が説得力がありそうだ。
<恩に着る>にもどると、これは<恩に着る>だけなり立つが、実際の状況として
君のこの協力は恩に着る
などと言いそう。
君のこの協力を恩に着る
はや日本語としてや変だ。 また
君のこの協力を恩として着る君のこの協力の恩を着る
もおかしい。
君のこの協力を恩として着る
はおかしいが、
君のこの協力は恩に着る
よりは意味が直接的で、悪くない。 これは<は>と<を>の違いによるのだろう。
sptt
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