<しかし>は逆説の接続詞の代表。手もとの辞書(三省堂新明解)で調べてみたら、<しかしながら>の解説が
<しかし>の強調
となっている。語源からすると本末転倒だろう。
<しかし>の<しか>は、<然(しか)り>の<しか>で
しからば (しかあらば) 順接
しかして (そうして) 順接
しかも 順接、追加
と活躍する。 <しかし>は<しかしながら>の短縮形だろう。
しか+しながら
<しながら>は
せまいながらも楽しい我が家 (貧しいながらも楽しい我が家、でもいいだろう)
これは <も>がない
せまいながら楽しい我が家
でもいい。
<しながら>の<し>は<する>の連用形の<し>。<xx ながら>同時進行の<食べながら歩く>という言い方もあるが
どぎまぎしながら(も)なんとか答えた
四苦八苦しながら(も)完成させた(生活した)
で逆接、さらには譲歩の意味がある副助詞。したがって
しか+しながら (しかしながら)
は
しか<する>だが(にもかかわらず)
で
すうするが、そうするのではあるが ‐> そうではあるが、そうであるにもかかわらず
のような意味になる。
sptt
No comments:
Post a Comment