<ちょっと>は<ちと>由来。昔の老人は困ると<ちと難しい>と言っていたようだが、今は老人でも<ちょっと難しい>と言う。<ちっともない>では、<ちと>が残っている。ところで、この<ちょっと難しい>だが、<すこし難しい>の意もあれば<そこそこ、かなり難しい>の意もある。場合によりけりだ。人に何かをしてもらう (たとえば、金を貸してもらう) ことを頼んだ場合、返事が<ちょっと難しい>だったらあきらめた方がいい。言外の意味はほぼ100%<かなり難しい>、<まったくダメ>なのだ。<ちょっと>は<わずか><すこし>ではないのだ。
<ちょっと待ってください>も 必ずしも<ごく短い時間>ではないと思った方がいい。
彼はこの業界ではちょっとしたやつだ。ちょっと知られたやつだ。
彼はかくれた政界ではちょっとした人物だ。
彼はちょっとくクセのある人物です。(ひとクセ、ふたクセもある人物だ)
この骨董品はちょっとした値打ちがあります。
この家具は重くてちょっとやそっとでは動かない。
彼はかくれた政界ではちょっとした人物だ。
彼はちょっとくクセのある人物です。(ひとクセ、ふたクセもある人物だ)
この骨董品はちょっとした値打ちがあります。
この家具は重くてちょっとやそっとでは動かない。
以上は<わずか><すこし>どころではなく<相当、かなり>、さらには<とても>の意味だ。ある意味では、これらの<ちょっと>は反語、強調表現だ。
ねえ、ちょっと
は超高頻度に使われる、注意をひく慣用的な言い方だ。
sptt
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