Monday, March 9, 2026

<お目にかかる>と<お目にかける>

 

 <お目にかかる>も<お目にかける>慣用的な言い方で、また<目>の前に<お>がありa相手に対する尊敬を表わす言い方 (敬語) だ。

お目にかかる ー お会いする
お目にかける ー お見せする

別のポスト

<見かける>と<見せかける> (sptt Notes on Grammar の方)

で<見かける> については文法中心に検討した、ここでは <お目にかかる>と<お目にかける>、さらには<目にxx>、<目をxx>という言い方をチェックしてみる。文法事項は少なく、やまとことばの慣用的な言い方なので、こちらブログ (やまとことばじてん) の方で書くことにした。

<目にxx>という言い方。アイウエオ順。

目に映 (うつ) る 、目に沁 (し) みる

は一般的な言い方で慣用用法ではない。慣用用法は多い。それこそ<目は口ほどにモノを言い>だ。

目にあまる
目に入 (い) れる
目に浮 (う) かぶ
目に映 (うつ)る

目にかかる   <お目にかかる>とは違う。<目にかかる>はすでに古語のようだ。昔は<目にとまる>、<目につく>の意で使われたようだ。

目にかける   これも<お目にかける>とは違う。<目にかける>は<目をかける>とも言い、<目上の者が、目下の者に対して)好意的に対応する>、<めんどうを見れやる>。

目にする
目につく
目にしみる
目にとまる (止まる)  目にもとまらぬ速い技  <目にとめる>はあまり聞かない。
目になじむ
目に入 (はい) る
目に触 (ふ) れる
目に焼きつく、目に焼きつける

<目にする>、<目に入る>、<目に触れる>は<見かける>の意に近い。

 

<目をxx>という言い方。アイウエオ順。 

目を開 (あ) ける、目を覆 (おお) う、目をさます 目をしばたく、目をつむる、目を閉 (と) じる、目を伏 (ふ) せる

は一般的な言い方で慣用用法ではない。 慣用用法としては
 

目を移 (うつ)す
目をかける  <目にかける>がある。
目をくれる
目をそむける
目をそらす
目をつける
目を通す
目を止める  <目に止める>がある。
目を離 (はな) す
目を引く
目を伏 (ふ) せる
目を回す   目が回る
目を丸くする
目を見はる
目をむく
目をやる (遣る)
 

目を覆いたくなる
目を伏せたくなる

は慣用用法とも言える。

 

 追記

<目>は具体的、身体の一部で<目に見える> が、<気>は抽象的で目に見えない。

別のポスト ”<気は心>か?-2 ” から
 
気+に

気に入 (い) る
気に掛ける
気に障 (さわ) る
気に留 (と) める - 心に留める
気になる
気に病 (や) む 

今回追加
 
気にかかる
気に食 (く) う   気に食わない
気にする
気に沿 (そ) う   気に沿わない
 

気+を
気を入れる、気合を入れる
気を失う
( 気を込める) ー 心を込める
気をつける
気を留 (と) める
気を晴らす
気を引く
気を回 (まわ) す
気を向ける
気を揉 (も) む
気を休める ー 心を休める
気を許 (ゆる) す 、油断する
 
今回追加
 
気を配 (くば) る   ー これはおもしろい表現なので別途検討予定。
を静 (しず) める
気をそぐ
気をそらす
気を取り直す
気を散らす 
気を抜く
気を吐く
気を引き締 (し) める
気を紛 (まぎ) らわす


まだまだありそう。
 
 
sptt 

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