<したい>は<する>の連用形<し>+<たい>。<たい>は古くは<たし> で形容詞語尾なので、形容詞、あるいは形容詞語尾の願望の助動詞かもしれない。
行きたい (行き+たい)遊びたい (遊び+たい)
結婚したい (結婚し+たい)
となる。この<たい>になんだかよくわからない<がる>がつくと<たがる>になる。
太郎は行きたがる花子は遊びたがる
次郎は結婚したがる (したがっている)
<たがる>は大いに日本語特有な言い方で、少なくとも英語にはない。特有な言い方というのは
私は行きたい
私は遊びたい
私は結婚したい
はちょっと変な日本語だが、翻訳調と思えばいい。一方<たがる>の方は
私は行きたがる
私は遊びたがる
私は結婚したがる
はまったくダメ。この人称がかわるとダメになるところは注目していい。ややこしいのは否定表現だ。
太郎は花子と結婚したい。
太郎は花子と結婚したくない。
太郎は花子と結婚したがっている。( 太郎は花子と結婚したがる、はなぜかちょっと変だ)
太郎は花子と結婚したがらない。
最後の<太郎は花子と結婚したがらない>はどう解釈したらいいのか?(宿題)
<がる>関連の次のポスト ” うれしがらせて ” 参照。
sptt
No comments:
Post a Comment