前々回のポスト ”<魚を釣る>の<釣る>の語源 ” で<<魚を釣る>は<餌で魚を連 (つ) る>ではないか、と書いたが、<つる>にはいろいろある。
足 (ふくらはぎ) がつる 自動詞
魚をつる
衣服をハンガーにつる首をつる (これは慣用的な言い方)
風鈴をつる、つるす
<吊る>の<つる>だが、<つり下げる>場合は to hang 相当。<つるす>とも言う。 だが<つり上げる>場合もあり、これは to hang にならない。to hang はもっぱら<つり下げる>だ。to hang up は普通<電話を切る>の意だ。
<価格をつり上げる>は<吊り上げる>、<釣り上げる>は変で<価格を連り上げる>ではないか?
この<連り、つる>は
たくみな言葉、見た目で消費者をつるまわりの人が笑うので、つられて(つれて) 笑ってしまった
xxにつれて
関連語 (派生語) に
連 (つ) れる 他動詞
連れて行く
連れて来る
だが複合動詞は意外と少ない。
連れ歩く
連れ込む
連れ添う
連れ立 (だ) つ
連れ出す
連れ戻す
二人づれ、三人づれ
連 (つら) なる 自動詞 ー 連ねる 他動詞
山がつらなる
がある。<つながっている>イメージだ。
つるむ
良くない意味だが<つながっている>イメージだ。
名詞の<つる>では
植物のつる、つる性植物
弓のつる
糸状、紐 (ひも) 状。何かを<吊る>、<吊るす>す場合は糸や紐を使うことが多い。
sptt
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