<すまない>は<すみません>でよく使われる。<すみません>は英語の<I am sorry> で謝罪、あやまるときに多く使われるが、<すまない>は<ありがとう>の意味で使われることもある。
今回はいろいろお手伝いをいただき<すみません>。
<すみません>は敬語で、同僚、部下、妻など下位の者に対しては<すまない>ですませる。
今回はいろいろ手伝ってもらって<すまない(な)>。
この背景には<いろいろ面倒なことをしてくれて、面倒なことをさせてしまい、申し訳ありません>と謝罪の表明がかくれている。
<すむ>は<済む>は<うまくできる、なされる>、to be done well。日本語の<すむ>は自動詞だ。他動詞は<すます、済ます>、to do it well, to make it done well。<すまない>は否定なので<うまくできない、なされない>の意だが、これでは何のことだかわからない。何が<うまくできない、なされない>のか。これは<ありがとう>の表明だろう。つまりは
<ありがとうとうまく言えない>ほど感謝している
の意だろう。
<申し訳ありません(申し訳ない)>も同類で、こちらの方は謝罪気味だが
<ありがとうと申す訳、方法がない>ほど感謝している
の意だろう。
sptt
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